資産形成・NISA 2026

はじめて出た利益は、たいてい全部入れたくなる。NISAの前に、現金で置く分を決めておく。

増やす前に、引き出せる状態を作る。制度の側から順番を整理する。
3月15日
翌年の所得税の納付期限
翌年以降
売却したNISA枠が戻るタイミング
3営業日目
上場株式等の受渡(取引日から起算)
9枚
2

通帳の数字が、はじめて4桁になった日

2 / 9
3,200円。8,700円。労力には、まったく見合っていない。
それでも、自分が書いたものが金額になって返ってきた最初の一回。そのあと、ほとんどの人が同じことを考える——「これを寝かせておくのはもったいない」。
💡 最初に作るべきは「増える状態」ではなく、「引き出せる状態」
3

副業の税金は、翌年に現金で出ていく

3 / 9
時期起きること出典
2026/1/1〜12/31利益が発生する
2027/2/16〜3/15所得税の確定申告と納付国税庁 No.2024
2027年度前年の所得で算定された住民税の負担総務省
💡 住民税の所得割は10%(道府県民税4%・市町村民税6%)で、前年1月1日〜12月31日の所得で算定される(総務省)
4

NISAでは、損が「なかったこと」になる

4 / 9
「非課税口座で取得した上場株式等を売却したことにより生じた損失はないものとみなされます」
特定口座や一般口座の配当等・譲渡益との損益通算も、繰越控除もできない。(出典:国税庁 タックスアンサー No.1535「NISA制度」)
⚠️ 非課税とは「損失も税務上は存在しない」ということ。出ていく日が決まっているお金ほど、値動きのある場所に置く理由が薄い
5

売っても、その日のうちに現金にならない

5 / 9
📅
上場株式等:取引日から起算して3営業日目の日に受渡し(2019年7月16日約定分からのT+2化・日本取引所グループ)
🏦
そのあと:証券口座から銀行口座への出金手続きがさらに乗る
📄
投資信託:約定日・受渡日は商品ごと。目論見書か販売会社で一度だけ確認しておく
💡「売れば現金になる」は本当。ただし、今日中ではない
6

非課税枠は、年単位でしか戻らない

6 / 9
項目内容(出典:金融庁)
年間投資枠つみたて投資枠120万円/成長投資枠240万円(併用で年360万円)
非課税保有限度額1,800万円(うち成長投資枠1,200万円)
非課税保有期間2024年からのNISAでは無期限
売却後の枠翌年以降、売却した商品の簿価の分だけ復活
💡 戻るのは時価ではなく簿価。しかも翌年以降。保有期間が無期限になった以上、急いで埋める理由は以前より薄い
7

箱を3つに分ける

7 / 9
1️⃣
税金の箱:利益が入るたび一定割合を移して使わない。割合は自分の所得区分と税率で決める
2️⃣
生活の箱:収入が止まっても生活が続く現金。他人の「何か月分」を借りてこない
3️⃣
投資の箱:1と2が埋まったあとの残り。ここではじめてNISAの出番
✅ 3から始めると、1と2はいつまでも埋まらない。副業の利益は毎月一定ではない
8

やりがちなこと/代わりにやること

8 / 9
やりがちなこと代わりにやること
入金のたびに自動で積立に回すまず税金の分を別口座へ移す
非課税枠を埋めることを目標にする現金で持つ金額を先に決め、残りで枠を使う
足りなくなったら売ればいい受渡日数と、翌年まで戻らない枠を前提に置く
損は他の利益と相殺できる前提相殺できない前提で金額を決める
💡 どれも儲けを減らす話に見えて、実際は「売らなくていい状態」を作る準備

今日やることは、ひとつだけ

1
今年に入ってからの副業の利益を合計する
2
そのうち税金にあてる分を、自分の条件で見積もる
3
その金額を、別の口座へ移す
4
残りが「使っても納税に影響しないお金」。NISAはそのあと
一般的な情報提供であり、個別の投資助言ではありません。税務の判定は所轄の税務署または税理士へ。最終的な判断はご自身で行ってください
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